本記事では「9-nine-」シリーズ二作目にあたる「そらいろそらうたそらのおと」をまとめました!
色々と「タブー」に踏み込んだ今作。正直面白かったです。
攻略チャート
本作は一度「受け入れる」でバッドエンドを見てから、「受け入れない」を選択してハッピーエンドを見る必要があります。
1週目
最後に、お兄ちゃんの恋人にしてほしい
→受け入れる
2週目
最後に、お兄ちゃんの恋人にしてほしい
→受け入れない
特長
やたらとヒロイン・天(そら)が可愛い
やってくれたな・・・つばす・・・といった感じです。特に序盤はツンツンしてるのに、後半の甘え方がもう。脳髄がトロトロに。
▼ やたら可愛く無いっすか(ブヒヒ
(たまらぁ~ん)
正直一作目プレイした時は天をそれほど可愛いと思わなかったのですが。はい、可愛かったッス(ニッコリ)
絵の上手さで全てが報われる。もちろんストーリーも良いですが。やたら可愛いので困る。
テンポが非常に良い
これは「9 nine」シリーズの特長でもあるのですが、オートモードの際の会話スピードが速いです。アニメや映画に近い感じ。なのでサクサクと進みます。(もちろんスピードの変更も可能)
また、ヒロインの「天(そら)」の声優である沢澤砂羽さんの演技も素晴らしい。
会話の”間”を置かない独特のスタイルでトークを展開しています。自分のセリフを食い気味に話すイメージ。なのでエロゲにありがちな間延び感が無く、テンポよく会話が聞けます。
また、主人公と天の日常パートも思わずクスっとしてしまう部分が多く飽きません。(逆に言うと、他のヒロインとの日常パートはイマイチ)
▼ 「ファルシのルシがパージでコクーン」
FF13の悪口はやめろ!(けど笑った
禁断の領域に踏み込む
天は主人公の妹です。
よくある義理の妹とかではなく、ガチの妹です。
ガチの妹が攻略対象です。「実は血がつながっていませんでした!」とかではなく。
ガチ妹です。(もうこれ以上はいいでしょう)
私服のセンスが独特
本作では敵勢力である「リグ・ヴェータ」が現れます。
▼ イカれたメンバーを紹介するぜ!
私服のセンスどうした?
どこで買えるの逆に・・・左の2人は手作りか?
「リグ・ヴェータ揃い踏みだ」のシュールさが一層際立ちます。
たまに主人公が理解不能
たまーにADHDを発症する主人公。
「夜道を歩くな」と言われたのに歩いて敵に襲われたり(これが原因で後半大変な事に)、めちゃ弱いのに一人で敵に挑んだり・・・と行動が理解不能です。
ソフィーに対する当たりが強すぎる。俺がソフィーだったら8回くらいヤってます。
良いシナリオ
一作目はチョット不完全燃焼で納得感の無かったシナリオですが、二作目である本作のシナリオは普通に面白いです。
エロゲでありがちな展開・・・ではありますが、世界観やキャラ設定にも沿っており、次回作を残しながらも「不完全燃焼」の感じはありません。しっかり、一つの作品として成立しています。
感想・考察
長くなってしまうので、分けながら感想・考察を。
シナリオその①|能力覚醒
- 開始早々選択肢(”記憶を振り返る”しか選べない)。一作目の記憶を振り返る。
- 「魔眼のアーティファクト」を追う事に。
- 天も”存在を消せる”能力を持ったユーザーに。しかし主人公には効果なし。
- 同じユーザーである都と相談。とりあえず3人でしばらく仲良くなる。
- 都がご飯を作りに来てくれる事に。天が材料費を両親に請求。
- 週末、天が主人公のアパートに泊まりに来る事に。
- 暇なのでアニメ「輪廻転生のメビウスリング」を見る
- 昔の歴史を知る為に、先生に資料を貰って読み漁る
前作を軽く振り返った後、天が能力を手に入れた後の詳しい描写が入ります。主人公に使うも効果は無し。
そのままもう一人のユーザーである都と仲良くなり、都が主人公・天の為にしばらく晩御飯を作りに来てくれることに。で、この晩御飯の材料費をうま~く天が両親に請求するのですが、この掛け合いがクッソ面白い。
「お兄ちゃんの恋人が晩御飯つくってくれて・・・あ、彼女じゃない。彼氏。お兄ちゃんホモだから。」
▼ お兄ちゃんホモだから
何の躊躇いも無く実の兄を「ホモ」に仕立て上げる鬼です。この辺りの掛け合いは非常に秀逸。そこから、魔眼のアーティファクトの手がかりを探す為にアニメみたり、資料読んだりします。
シナリオその②|春風を仲間に
- 春風先輩がユーザーであると掴み、気配を消す能力を使って天が尾行する。
- しかし、ユーザー集団「リグ・ヴェータ」に捕まってしまう。
- 主人公・都・希亜の3人で天を救出する。
- 翌日に春風から天に「乱暴をしてしまった」と謝罪。春風は「リグ・ヴェータ」を良く思っていないようだ。
- 天・都が春風を仲間にする為、一緒にランチで交流を深める。
春風先輩がユーザーである事を掴み、魔眼のユーザーと接触している可能性を掴むために天が彼女を尾行。結果、彼女は「ユーザーの理想郷」を作る過激派集団「リグ・ヴェータ」の一員である事が判明。
しかし、よく話を聞いてみると春風自身は暴力が嫌いなので、この集団の事を良く思って無さそう・・・という事で仲間にしちゃえ!作戦名は・・・
▼作戦名:ハルモニアの調べ
なんでやねん
ちょいちょい出てくる希亜の中二が良い感じのスパイスです。ちなみに彼女、ソフィの事を「エルフヘイムの妖精」とか言ってます。天と希亜のやり取りはかなり面白いので必見です。
▼ Do You Like Sushi?
シナリオその③|ゴーストへの接触
- 春風は仲間に出来た。後はリグ・ヴェータの他のメンバ(連夜・ゴースト)が魔眼のユーザーであるか調査が必要。
- ソフィがゴーストを尾行した結果、ゴーストはかなり強力なユーザーである事が判明。
- ゴーストの危険性が強いため、ソフィから一旦待機を命じられる。特に夜は出歩くなと。
- 何故か主人公が夜一人で出歩き、ゴーストに襲われる
- 天の「存在を消す力」を用いて、一時的にゴーストを消す
この部分は本当にストレスが溜まります(汗)
ソフィがゴースト(フードの女)を調査した結果、彼女がかなり危険なユーザーである事が判明。主人公たちの力ではどうしようもならないので、一旦活動の自粛(夜に出歩くな、人気の無いことろに行くな)を要請。
主人公も素直にそれに従います。天が家に来た時も、しっかりと早めの時間に駅まで送り「早く帰れよ」と伝える主人公・・・・のハズが、なぜか彼は一人でフラフラ公園に。そしてゴーストに襲われます。
え、病気???
「夜は出歩くな」って妹に言っといて君なんしてん???
迂闊だった・・・じゃねえよ・・・
ゴーストの魔眼により死にかける主人公。もう死んどけよここで。
駆け付けたソフィと天によってなんとか主人公は助かります。
しかし、ここでアホな主人公を助けるために力を使い過ぎた天に異常が・・・・なんて切ない・・・・
シナリオその④|天の存在を消すな!
- ゴーストの撃退に力を使い過ぎた結果、天の力が暴走して彼女自身の存在が消え始める。
- 消える前に天が主人公への禁断の恋を告白。最後に恋人にして欲しいと訴える。
- 選択肢で「受け入れる」を選ぶとそのまま天とエッチ。
- しかし翌日、天は消えてしまう。主人公も天の事を忘れてしまう。
- もう一度過去に戻って「受け入れない」を選択する。
- 恋人になるかどうかは、天が回復してからにする。
- アーティファクトの力を無効化する薬が間に合う。
アホな主人公を救ったばかりに天が犠牲に・・・
皆が必死に天を助けようとします。ソフィも薬を超特急で作る。
ソフィ「あと2日で出来るわ」
主人公「もっと早く作れやボケ」
いや君?なんでこうなったのか分かってるの?ちょっと主人公からADHDの感じが出てしまいます。
シナリオその④|ゴーストとの最終決戦
- 薬を天に使用。天の暴走したアーティファクトを取り出すと同時にゴーストも復活。
- 単身で主人公がゴーストの討伐に向かう
- しかし圧倒的な力量差、ソフィに撤退を指示されるも挑む主人公。
- 春風先輩が援護に来る。ゴーストを討伐する。
- 今度は蓮也がやってくるが、駆け付けた希亜・都・天に助けられて撃退。
- 一件落着して、天と結ばれる。
なぜ単身でゴーストの討伐に向かったんだね君は・・・
天はともかく、せめて希亜とかには相談しようよ・・・
まあ、敵は撃破して。ついに実妹と結ばれて。
しかし顔を見ながらエッチは恥ずかしい、という事で天が選んだ手段がコチラ。
▼ お分かり頂けるだろうか
果たして我々はどのようにこのシーンで抜けば良いのだ・・・・
まあとにかく天が可愛くて、主人公がADHD。そんな作品でしたとさ。おしまい。